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最近、ワーキングプア、非正規雇用、派遣労働、研修生問題、外国人雇用がマスメディアに注目されることが多くなりました。この流れは、雇用環境の悪化を表現している一方、労働運動や労働研究の活性化へのきっかけにもなる可能性も持っています。労働市場の流動化による生活者への影響が著しい中で、労働のあり方とジャーナリズムや労働運動の役割を再考し、再生させることが必要です。 報告者の風間直樹氏は、記者として労働現場に密着し、非正規雇用、研修生問題などを取材し続けています。最近の著作、『雇用融解―これが新しい「日本型雇用」なのか』(東洋経済新報社)では、偽装請負、派遣、研修生の問題を追及しました。鳥井一平氏は、労働運動の最前線で外国人労働者の組織化や研修生・技能実習生問題を取り組んできました。 今回の公開セミナーは、お二人の報告を受けて、ジャーナリズムと労働組合が、社会運動の観点からどのような可能性を秘めているのか、現実の労働問題に対してどのような取り組みが必要なのかについての議論をします。広く一般に公開されたセミナーとして開催しますので、どなたでも参加していただけます。御関心のある方はぜひご参加下さい。 【参考文献・関連ウェブサイト】
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