第1部(14:00〜15:30)上映作品:
『働く子どもたち:私たちの声をきいて! ブラジルの児童労働』(35分、日本語字幕) 監督:サンドラ・ヴェルネッキ
制作:国際労働機関(ILO)・児童労働撲滅国際計画(IPEC)
日本語版制作:アジア太平洋資料センター |
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働く子どもたち(5〜14才)は、世界全体で2億5,000万人と推計されています。「児童労働」は貧困の一側面であり、多くの子どもたちの健康と安全が危機にさらされています。ブラジルでは10〜14才までの子ども約300万人が、畑で、小さな工場や店で、路上で働いている。この作品では、サトウキビ刈り、タイヤ修理、トリ屠殺、古紙回収をする4人の子どもたちが、それぞれの仕事場や家族を紹介し、大人への批判や将来の夢を大いに語っています。 |
フォルクローレの生演奏! | |
国立市にある「Cafe PUKA T'IKA (プカ・ティカ)」のマスターは、ケーナー奏者でもあります。バンドPuka T'ikaによるフォルクローレ(中南米の民族音楽)の生演奏をお楽しみください。Puka T'ika(プカ・ティカ)は、南米の先住民族の言語ケチュア語で「赤い花」という意味だそうです。 |
『コーヒーの秘密』(23分)
制作:アジア太平洋資料センター(PARC)
構成:鈴木敏明 | |
世界のコーヒー産地は、赤道を中心に、北緯25度、南緯25度の間にあります。この「コーヒーベルト」の中のほとんどの国々が、欧米諸国や日本に借金を抱える債務国です。外貨を稼ぐためにはコーヒーを作って輸出するしかない、という国がたくさんあります。作れば作るほど、国際市場でのコーヒー価格は下がり、農民の生活はさらに苦しくなっていきます。しかし、それは多国籍食品産業にとっては、原料が安く入手できるということを意味します。コーヒーにひそむ南と北の関係について考える手がかりを与えてくれる作品です。「作る人」と「飲む人」が対等につきあっていく方法としてのフェアトレードについても触れられています。 |